2割に集中して結果を出す習慣術 ハンディ版 古川武士著 感想
習慣化コンサルタント古川武士さんの最新刊「2割に集中して結果を出す習慣術」を読みました。
古川さんと言えば、「30日で人生を変える「続ける」習慣」が多分1番有名ですね。ほかにも習慣化をテーマにした本をたくさん出されています。
「2割に集中して結果を出す」というテーマですが、完璧主義思考を乗り越えて、効率良く成果を出せるコツを33個まとめたのが本書です。
生産性をテーマにした本が最近はブームになっている気がしますが、この本もそんなブームに乗ったものになるかもしれませんね。
古川さんは「完璧主義」であることが非効率を生み出し、その完璧主義は3つの思考傾向によって、そうなってしまうと主張します。3つの思考傾向というのは、
1、二者択一の判断
これは100点か0点か、極端に考えて失敗を過剰に怖がる人のこと。
失敗することに対する恐れが強い人かもしれません。
2、過度の理想主義
高い行動基準を持つため、それが達成できる見込みがないと開始できなかったり、仕事に時間がかかってしまうという傾向ですね。
3、否定の恐怖
これは人からの拒絶や評価を気にして、行動できなくなってしまう傾向です。
私は2の傾向が強いかもしれません。失敗が怖いという1の傾向も多少ありますね。どれかにぴしゃっと当てはまるわけではなくて、どの傾向も多少なりともある人が多いと思います。
そんな傾向を改善して完璧主義から最善主義に移行するための習慣が各章の中で紹介されています。
第1章「短時間で効率的」に仕事を終える
第2章「効果的な工夫」で成果を高める
第3章「失敗を恐れず」行動する
第4章「精神的な余裕」をつくる
第5章「他人の力」を上手に活かす
の5章からなります。
全部で33個のコツが掲載されていますが、特に効果的そうだなと感じるものとして・・・
例えば第1章の「着手が遅く先伸ばしする」→「小さくはじめてすぐやる」などは本当に、先伸ばしの悪い習慣として、身についてしまっているので、そこを改善したいなと思いました。
ほかにも「石橋をたたいて渡る」→「見切り発車する」であったり、完璧主義になるあまり行動が遅れてしまうことが、私の大きな障害になっていたのだなと、この本を読んでよくわかりました。
このブログなども、ブログを書こうかな?どうしようかな?
と思ったときに、「どのブログで書こうか?ワードプレス?アメブロ?はてな?」(どのブログを使うと1番いいだろう?)と思ってしまったり、書くからにはちゃんと書かないとと意気込んでしまったり・・・
そう考えてしまうと、ブログを書くこと自体が面倒になって「今日はもういいや!」となってしまって、それが続いて更新が止まって書かなくなってしまう。
という現象で更新がとまったり、ブログをやろうかなと思ってもやらなかったり。特に私は専業のブロガーでもないので、ブログをやらなくても特に誰にも怒られるわけではないし、今すぐ悪い事が起こるわけでもないので、結局やらない。
となってしまっていたんですね。
でも、やっぱりブログでのアウトプットって凄く良いことだと思うし、ブログを書くことのメリットもわかっているつもりなので、やっぱり書こう!と思って書き始めました。
そのときは、どのブログを使おうかなとか、どうやって人気のブログにしようとか、そういうのを手放してまずは書くことから始めようと思って、古川武士さんのロングセラーとなっている「30日で人生を変える「続ける」習慣」を参考にブログを書く習慣をいま、作ろうとしています。
習慣化を邪魔するものの1つが完璧主義になる人もいると思うので、そういう人は「2割に集中して結果を出す習慣術」からは大きなヒントを得られることでしょう。