ビジネスも人間関係もうまくいく成功のポジショニング
小楠健志さんの新刊「ビジネスも人間関係もうまくいく成功のポジショニング」を読みました。
ウェルスダイナミクスのつながりでお会いして、たまにお会いしたりメッセージのやりとりなどしている小楠さん。
小楠さんはウェルスダイナミクスのタイプ診断で言ったらクリエイターというプロファイル(タイプ)で、斬新な考え方でいつもまわりの人から一目置かれてる印象です。
クリエイターって、大雑把なイメージがありますが、小楠さんはかなりマメな方だなって感じますし、お会いしたときに私の体型が変わっているとすぐに「守屋さん、痩せた?」って気付いてくれて凄いなと思います。
「空中思想」「天才論」「第4ビジネスメソッド」という、小楠さんが開発した独自の理論を体系化したのがこの1冊。
原理原則を学び(空中思想)→個人の才能を開花し(天才論)→社会に活かす(第4ビジネスメソッド)の順番で実践していくことが推奨されています。
小楠さんに以前、お話を伺ったときも「原理原則しか私は学びません!」と、はっきりとおっしゃっていました。そういう意味で、本書も極めて原理原則のスタンダードな部分は多くページを割いています。
さまざまな場面におけるポジショニングについて語られているこの本の中の特に、気になったところを引用すると、
『「置いておくだけで絶対にこれは売れる」というものを見つけたときだけ、行動に移すようにしてください。目利きに9割かかっているので、売れないものを売ろうとすると、あとはどんなに努力をしても、1割しか成果を上げることはできません。』
これ、とても重要だと思いました。
原理原則はおさえたうえで、それでも世の中の流れというものはあります。
流れに沿ったことをやっていると、努力した以上に成果を出せてしまうものです。
逆に、時代にそぐわないことをやってしまうと、いくら頑張ってもうまくいかなかったりします。
私自身、手がけた企画の中でうまくいったものというのは、自分の実力がどうこう以上に、その手がけたことが世の中の流れに沿っているか?外れているか?
がとても大きな要素だった気がします。
世の中の流れに沿ったものに取り組んだら、頑張った以上に結果が出る反面、流れから外れていたら、頑張っているのに結果が出ないと感じることすらあります。
世の中の流れに沿うというところは大切なのですが、その中でも自分自身のポジショニングに役立つのが「ウェルスダイナミクス」という考え方です。
本書の中でも「ウェルスダイナミクス」は取り上げられていて、8つのタイプの中から自分に当てはまるタイプの特性に合ったポジションをとることが推奨されています。
いろんな観点からのポジショニングについて語られているのも、本書の特徴です。
「物事にはこういう考え方があるんだ。」という視点を得てから、その先のことを考えることで、自分にはないアイデアが出てくることもあります。
卓越したクリエイターであり、世の中を変えるアイデアをどんどん思いつく小楠さんの発想力を、ぜひこの本を通して体感してご自身に活用してみてください。