モリヤ書房

大学卒業後、一度も就職することなくフリーランスになったWebマーケッターである私が日々学んだこと、考えたこと、伝えたいことをシェアします。書籍紹介記事多め。

詰将棋カラオケが凄すぎて若干引いた

私はニコニコ動画やabemaTVで将棋番組をたまに見ます。

将棋の対局は長時間にわたることが多いので、テレビ中継はなかなかされないです。ネットだと放送時間の枠を気にしなくて良いので中継があってありがたい。

そんな中、お遊び的に開催される将棋の番組もあります。その一つが先日ニコニコ生放送で行われた「詰将棋カラオケ」です。

ついつい、見入ってしまって、夜中の3時まで見てしまい軽く後悔をしました。
でも、見てよかったなと思えた面白かった!

詰将棋って知っていますか?

王手の連続で相手の王様を詰ます、将棋のパズルのようなものです。
ちなみに藤井聡太さんも詰将棋の達人ということで知られています。

終盤力を鍛えるということで、将棋で強くなる練習としても採用する人も多い詰将棋。

そんな詰将棋をプロ棋士がカラオケを歌いながら解いていこうという謎の企画がニコニコ生放送で行われた「詰将棋カラオケ」です。

最初見たときは、何だこの企画はと意味がわからなかったんですが、見てみたら凄く引き込まれてしまいました。

そんな詰将棋カラオケの見どころをいくつか紹介します。

見どころ1 超絶難易度の詰将棋と、それを歌いながら解くプロ棋士

詰将棋を出題したのは伊藤果さん。すでに引退はされているものの八段の高段位を持つプロ棋士だった方です。
この詰将棋の難易度がまさしく鬼。私は一問も解けませんでした。

しかし、プロ棋士の先生方はその難しい詰将棋を歌いながら次々と解いていきます。さすがプロ!これを見れただけでも将棋ファンとしては、見てよかったなと思えたほどです。

見どころ2 アイドルみたいな見た目なのに詰将棋も解ける香川愛生女流

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AKB48の渡辺麻友に似てるという噂もある女流棋士の香川愛生さん。
アニソンを華麗に歌いこなしつつ、本業の詰将棋もしっかり解いてしまうから凄いです。


見どころ3 アニソンを見事に歌いこなす高橋道雄九段

ニコニコ生放送の解説で「けいおんを見て人生が変わった!」という明言を残したことでアニメ好きの棋士として有名になった高橋道雄九段。

単なるアニメオタクではなく、本業の将棋棋士としては九段という最高段位を持ち、数年前までは順位戦A級という羽生さんと同じトップ棋士のみしか参加できないリーグ戦にも参加していました。

そんな高橋九段が歌うのは、やはりアニソン。
しかも、かなり歌い慣れた感じで楽しそうに歌っていて面白い。

あまりプロ棋士っぽさは見られませんでしたが、実際本業の将棋のもとても強いお方なのです。

香川女流とのデュエットでけものフレンズの主題歌を歌っていました。
これは凄かった。

見どころ4 いろんな意味でやばいキャラの窪田義行七段

今まであまりどういう方なのか知らなかったのですが、これはいろんな意味でやばい人だなという凄いキャラだったのが窪田義行七段。

難しい詰将棋をガンガン解きまくり、実力は凄いのですが喋り方が実に特徴的。
将棋棋士は個性的な人が多いといいますが、個性的過ぎだろって感じです。

まさか、こういうことをするかって感じの企画でしたが、本当に見ていて楽しかったです。

プロ棋士の先生方の将棋の実力も実感できたし、カラオケの方も皆さん個性が出ていて面白かった!

そして、難しい詰将棋はまさに芸術的だったし、それをこの短時間で解けるんだってことに驚き。

なかには、歌いながら難しい詰将棋を解く人もいてすごすぎ。
若干引きました。

詰将棋カラオケの全編はニコニコ動画で確認することができます。

live.nicovideo.jp

タイムシフト放送を見ることができるのは、プレミアム会員だけになります。
でも、全編を通して見る価値ありますので、チェックしてみてください。

ニコニコ動画のプレミアム会員になるにはこちらからどうぞ
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普通の将棋の対局も面白いですが、たまにはこういう意味のわからない企画も良いものですね。

「中学生棋士」を読んでわかった才能の伸ばし方

谷川浩司さんの著書「中学生棋士」を読んだ。
昨年は史上5人目の中学生棋士となった藤井聡太四段が大活躍でした。

そんな藤井さんの活躍を受けて、藤井さんを始めとした5人の「中学生棋士」について、日本将棋連盟の元会長であり、自身もプロ棋士でありかつ史上2人目の中学生棋士であった谷川浩司さんが語った1冊。

将棋のみならず、才能を活かすとはどういうことなのか?
という、教育や強み活用の方法論としても、とても説得力がありました。

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【将棋】藤井聡太四段が高見泰地五段に勝利 順位戦C級2組

質より量より更新頻度と言いながら、11回の更新が精一杯な状況ですが、日常生活はとても充実しています。

 

さて、今日は将棋のプロ棋士である藤井聡太四段の対局の日でした。私は一切対局を見る時間がなかったのですが、どうやら勝ったようですね。

 

本日の対局は順位戦のC2組というリーグ戦です。

順位戦はA級、B1組、B2組、C1組、C2組と5階級に分かれていて、A級のリーグで1位になった人が将棋の最高タイトルである「名人」をかけて対局する「名人戦」の挑戦者になり、現役の名人と7番勝負を繰り広げます。

 

藤井聡太四段は、プロになった最初の年なので、順位戦は1番下のランクのC2組からスタートです。C2組からC1組に上がるためには、ほとんど負けられない戦いです。

せいぜい負けても1回まで、2回以上負けると年度によっては上のクラスに昇格できません。今のところ藤井四段は順位戦は2連勝。本日の高見泰地五段にも勝利して3連勝です。C1組への昇格が近づきましたね。

 

なお、藤井四段の今後の対局予定は以下の通り。

 

8月15日 小林健二九段 王位戦予選1回戦

8月22日 大石直嗣六段 朝日杯一次予選2回戦

8月22日 竹内雄悟四段 朝日杯一次予選3回戦(2回戦で勝った場合のみ実現)

8月24日 豊島将之八段 棋王戦本戦2回戦

 

小林九段、大石六段、竹内四段あたりには勝てそうな雰囲気ですが、強敵は豊島八段です。タイトル戦に登場して羽生さんとも互角に戦っている豊島さんは棋士の中でも最強クラスの実力者。

 

以前、非公式戦で藤井四段にも勝っている豊島さんは、かなりの強敵と言えます。

 

とはいえ、豊島八段クラスの人に勝てない限りは、タイトル獲得をすることは難しいでしょう。

 

強敵とどのような対局を繰り広げていくか。目の離せない8月になりそうです。