「学びを結果に変えるアウトプット大全」は本当にアウトプットの集大成の本だった!
精神科医で作家でもある樺沢紫苑さんの新刊「学びを結果に変えるアウトプット大全」を読みました。
手にとった第一印象は「横書き!?」と思った点(笑)
ビジネス書は一部の図解中心の本は横書きのものは多いものの、ほとんどが縦書きの本が多いですよね。
なので、ちょっと読みづらいかなとも思ったのですが、そんなことはまったくありませんでした!
図やイラストがふんだんに使ってあって、とても読みやすい1冊。
著者の樺沢さんとは、付き合いも長いので「樺沢さんの新刊が出るなら面白いものだろう!」という期待はありました。
同時に、「アウトプット」というテーマには興味を持ちました。
なぜなら、自分自身の発信力をもっと高めていきたいなと思っていたからです。
私はブログにしろメルマガにしろ、SNSにしろ、ある程度は続くんですが、そのうち続かなくなって辞めてまた再開して・・・と発信の頻度が安定しない。
そういうことが、何年も続いていました。
一方で、樺沢さんはメルマガ、ブログ、YouTube、SNS、書籍の出版など、さまざまなアウトプットを何年もコンスタントに続けています。
この継続力の違いはどこからくるのだろうか?
それが、1番気になるところでした。
アウトプットの集大成
「学びを結果に変えるアウトプット大全」は、「話す」「書く」「行動する」という基本的なアウトプットをテーマに、成長を加速させる80のアイデアがまとめられていました。
さらには、冒頭にはアウトプットのめメリットを存分にまとめた「アウトプットの基本理論」が、最終章では「アウトプット力を高める7つのトレーニング」が紹介されていました。
ブログやSNSを通じたアウトプットの本なのかな?と最初思っていた私としては、オフラインでのアウトプットについてのトピックが多いことにを、少し意外に感じた内容でもありました。
とはいえ、たしかに人間のアウトプットというのは「話す」「書く」「行動する」に集約されます。
ブログやSNSでのアウトプットも、結局この3つのアウトプットの組み合わせにすぎません。
そういう意味では、まさにアウトプットに対する集大成の本が「学びを結果に変えるアウトプット大全」になりますね。
インターネット上での発信に限らず、家族とのコミュニケーションや、会社でのコミュニケーションなど、さまざまな場面で使えそうなノウハウがふんだんにまとめられていました。
その中で、私が特に印象に残ったのが、
・継続のコツ
・SNSでの情報発信
・人気ブロガーになる
という3つの項目でした。
アウトプット大全から学んだ継続のコツ
もともとの私のアウトプットに関する悩みだった「継続できない」という点ですが、これは61個目のアイデアの中に解決方法が書かれていました。
メルマガ毎日発行を13年間、Facebook毎日更新を8年間、YouTube毎日更新を5年、加圧トレーニング毎週を8年、月1回の新しいテーマのセミナーを9年連続開催、年2冊以上の出版を10年連続。
といったように、さまざまなことを継続している著者の樺沢さん。
私は、それに比べてしまうと、継続していく安定感がないし、アウトプットの量も悲しいほど少ないです。そこに大きな違いを感じてしまいます。
いったい、何が違うのか?
そのヒントの1つが、本の中で紹介されていた『「続ける」ための5つの極意』にありました。
1、「今日やる」ことだけを考える
2、楽しみながら実行する
3、目標を細分化する
4、結果を記録する
5、結果が出たらご褒美をあげる
この5つ。
なるほど、この5つはやれていなかった部分が多かったです。
どれも、これまで聞いたことはあることだし、取り組んでみたこともあったことではあります。
それでも、この5つの極意そのものを継続していない。
というのは、事実としてありました。
「今日やる」の反対が「明日でいいや」
上記の5つの極意のうち、1番目の法則に出てくる「今日やる」の反対の言葉って「明日でいいや」だと思うんです。
「今日は眠いから明日でいいや」「今日は体調悪いから明日でいいや」「今日はめんどくさいから明日やろう」
いろんな理由をつけて、物事を先延ばしすることができてしまいます(笑)
そして、明日になったらもう1度「明日でいいや」の考えが出てきて・・・
結局、やろうと思ったことは実行されることなく消えていくか、かなり切羽詰った状況になって、ようやく実行されることになります。
やらないと、不都合なことが起こることであれば、どこかで実行されますが、そうでないものは、実行されないパターンが多くなってしまいます。
「今日はだるいから会社(学生だったら学校)行くのやめるか」って、休まないですよね。
個人で行うアウトプットって、別にやらないと怒られるわけではないし、やらなきゃならないものではないんです。
でも、やることによって自分自身が成長するし、人生が楽しく豊かなものに変わっていく。
「アウトプット大全」を読んでそのことを知れただけで、「やるぞ!」っていうモチベーションがわいてくるし、それを知らなければ「明日でいいや」になってしまうかもしれません。
アウトプット大全を読んで変わったこと
「アウトプット大全」を読んで、これまで投稿をほとんどしていなかったFacebookに久しぶりに投稿をしてみました。
「アウトプット大全」では、SNSへの投稿は毎日することを推奨しています。1週間に1回では少ないと。
3日連続で投稿してから1日休むという、早くも3日坊主感がある現状ですが、「明日やろう」ではなく「不完全でもいいから今日やる」ということを意識して、毎日のアウトプットをしていこうと思います。
そして、このブログも久しぶりに更新できました。
これも、アウトプットしたいなーという欲求が少し出てきたというのがあります。
樺沢さんのように大量にアウトプットを行い、それを仕事での成果に変えて、プライベートで自由に遊べる時間も確保して、人生をいっそう楽しみたい!
たしかに自分の方向性はそこに向かっていきたという理想のモデルが、「アウトプット大全」を読むことで明確になりました。
その第一歩が体験したことを、「話す」「書く」「行動する」のどれかでアウトプットすること。そして、それを継続していることが望む結果につながっていきます。
「人気ブロガー」になるための3つの秘訣
「アウトプット大全」の最後の章では、『「人気ブロガー」になるための3つの秘訣』という項目も書かれていました。
その3つの秘訣は、
1、独自ドメインは必須
2、毎日更新
3、100記事、300記事、1000記事を意識する
というものでした。
100記事で固定ファンがついて、毎日ある程度の数の人に読んでもらえる。
300記事で検索エンジン経由のアクセスが増える。
1000記事で人気ブログとして月間数万〜10万PVを狙える。
のだそうです。
これは私のリサーチから考えると、必ずしもそうではないんじゃないか?
と思うのですが、1つの標準的なデータとしては、参考にできる数字だと思います。
このブログはこの記事で170記事目くらいなんですが・・・
たしかに、そこそこ検索エンジン経由での読者は増えてきていますし、固定の読者もまずまずついている気がします。
まずは300記事、そして、1000記事目指して更新していこう!
と、記事を書いていくモチベーションにつながる情報でした。
ほかにも、まだ実践できそうな情報が山ほど詰まった1冊なので、1つでも多く取り入れて、アウトプットを続けて学びを結果に変えていきたいと思います。
アウトプットをするという行動を通じて現実を変え、自己成長をして、楽しく圧倒的な結果を出していきたい!
と思ったら、ぜひ「学びを結果に変えるアウトプット大全」を手にとって、今までにやらなかったアウトプットのやり方を1つでも取り入れていくことをおすすめします。