モリヤ書房

大学卒業後、一度も就職することなくフリーランスになったWebマーケッターである私が日々学んだこと、考えたこと、伝えたいことをシェアします。書籍紹介記事多め。

2022-これから10年、活躍できる人の条件について今だからこそ語る

作家でありコンサルタントでもある神田昌典さんの著書「2022-これから10年、活躍できる人の条件」を知っていますか?

東日本大震災があった2011年の翌年に書かれた本です。それから10年後の2022年がどのようになっていて、それまでどのように生きるべきか?

10代、20代、30代、40代・・・それぞれの世代に向けてのメッセージとともに語った1冊です。
その根底には神田さんが提唱する時代と人生のサイクル論があります。

この書籍が発売されてから5年がたちました。2022年までの折り返し地点です。ちょうど良い機会だなと思ったので読み返してみました。



2022年はどのようになっているか?
2012年の時点で大胆に予想しつつ、そのときに向かってどのようにしていけばいいか?を伝えた本書ですが・・・

5年たった今、改めて読み返してみると、まさに世の中はそのとおりに動いていることに驚きます。

ご自身のコミュニティを紹介するマーケティング的な一面もあり、さすがマーケッターという感じではありますが、内容としては素晴らしいの一言です。

1、2024年には会社がなくなる
2、イン・フォーメーションからエクス・フォーメーションへ
3、40代からの起業の可能性
4、人生を七年の節目でとらえる

などが目玉となるコンテンツで、それぞれ10代、30代、40代、20代の登場人物と神田昌典さんの会話から各章が始まっています。

とはいえ、各世代のメッセージというだけにとどまらず、どの世代の人にも伝えたいことを伝えてくれています。

「会社」という仕組みが、だんだん無くなっていく。
というのは、まだまだ信じられませんし、本当に会社が2024年にはなくなってしまうわけではありません。

ですが、これまで多くの人たちが当たり前にしてきた会社員という働き方が、これから変わっていくということに間違いはないでしょう。ついに「働き方改革」ということで国としても働き方を変える姿勢を見せています。

「働き方改革」によって、何かが変わるとは私は思いませんが、少なくともそんなことがまったく話題にもならなかった時代から大きく価値観が変わりつつあります。
自宅勤務が認められるようになる。副業が今以上にもっともっと広がる。パラレルキャリアで1つの仕事にこだわる人が少なくなる。

もう、今ではそのような生き方をする人が5年前に比べてずいぶん増えてきました。とはいえ、まだまだそんな生き方をする人は少数派。

2024年くらいには、たしかにそうした人が一般的になるような世の中になっているかもしれないし、そうなったとき「会社」という仕組みが持つ意味は今までとは変わっているものかもしれません。

「イン・フォーメーションからエクス・フォーメーションへ」というのも、要はインプットするだけじゃなくて、インプットしたことを人と分かち合い、より多くの人に価値あるものとして伝えるアウトプットをしましょうということです。

時代のサイクルと人生のサイクルを理解した上で、2022年にどのようになっているのか?

大変なことも多いですが、未来は明るく希望があるものだということを感じることができた1冊だったなと改めて確認しました。

国のサイクル、人生のサイクルから見た未来予想というのは、この本から学んで知っておくと、非常に面白いし世の中の見え方や人生に対する感覚が変わってくるものだと思います。

そういう意味でも未読の方は、読んでみると面白いですよ。
今ならAmazonで1円で売ってます(笑)