人生の勝算より 自己分析ノート30冊以上を書きコンパスを持つ
showroom代表の前田祐二さんの著書「人生の勝算」(幻冬舎)を読んだ。
今、とても勢いのあるライブ配信のシステムを提供しているshowroomという会社を率いている若き社長が書いたこの本。
前々から気になってはいたのですが、なかなか手が伸びませんでした。
というのも、話には聞いていたけどそこまで私自身前田さんのことを知りませんでしたし、showroomも見たことも使ったこともなくどんなものなのか全然想像ができませんでした。
そんな中、なんとなく読んでみようかなと思って読んでみたところ、これは凄いなと素直に驚きました。
内容が良いこともさることながら、本そのものから勢いを感じました。
ここまで迫力のある本は久しぶりに読んだ気がします。
前田さん自身が明確なビジョンを持って、全力で生きて、努力してきたんだなということがものすごく伝わってきます。
努力できる理由
前田さんが本書を通じて伝えていきたいことは、
「絆の大切さ、努力の大切さ、人生いという壮大な後悔において「コンパス」を持つことの大切さ」だそうです。
ところどころにビジネスにも役立つ考え方が紹介されていますが、そういった小手先のものよりも、「なぜ、前田さんがこれだけの努力ができるのか?」の原点がまさに「コンパス」を持っていることにあるようです。
前田さんはメチャクチャ努力の人だと感じました。
努力は大切だって、ほとんどの人はわかっていると思いますが、努力できる人とできない人がいますよね。
人によってできる努力の上限も違うと思います。
その努力の上限を決めるのものを「人生のコンパス」と表現していました。
実際、前田さんのお兄さんの例が紹介されていましたが、前田さんのお兄さんは決して仕事人間ではなく、むしろ仕事よりも家族との時間を優先される人なんだそうです。
しかしながら、その優先順位を明確に持ち、その優先順位を第一に生きていることが前田さんとは方向性が違いながらも共通点とのこと。
ビジネスの世界で成果を出すことがだけがコンパスを持つということではありません。どういう世界でどのように生きていくか?それもまた自由に選ぶことができます。
でも、選ぶことなく何となく過ごしている人も多いのです。
私自身も、目標を持ったりそこに向けて行動することもありますが、意図せずコンパスを持たずに行動してしまう場合が結構あります。
自己分析ノートで自分と向き合いコンパスを作る
前田さんは就職活動をするときに、30冊以上の自己分析ノートを書いたのだそうです。そこで徹底的に自分と向き合うことで、コンパスができてきたとのこと。
もともと、身近な人の死であったり、学生時代、社会人になってからの壮絶な体験の数々によって、前田さんのコンパスは作られたようです。
その中で、私達が真似することのできることの1つは、自己分析をして徹底的に自分と向き合っていくことではないかと感じました。
ビジネスをしていくためには、スキルであったりさまざまなリソースによって成否が決まってくるところはあります。運の要素もあることでしょう。
それでも、やり続けて努力し続けて結果を出せるかどうかは、その人のモチベーションにもよってくることがあります。
そのモチベーションの原動力がどこから出てくるのか?
それがまさしく、前田さんの言う「コンパス」であり、そこから「人生の勝算」につながってくるものと思います。
私は、そんなに壮絶な人生を歩んできているわけでもありませんが、まだまだ自分と向き合うということをしてこなかったなと思います。
時間を作って自分と向き合う時間を少しずつ作っていかねば。
そう思わされた1冊でした。
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【2019年1月11日追記】
どうやって「人生のコンパス」を作るのか?
30冊以上の自己分析ノートを書いて、前田裕二さんは「人生のコンパス」を見つけてきました。
いったい、どんな分析をしてきたのでしょうか?
前田裕二さんの次回作「メモの魔力」ではまさに、このときにどんな自己分析をしたのか?
その詳細が語られている本でした。
「人生の勝算」以上に具体的な方法論が示されている良い本でした。
自分自身の「人生のコンパス」を作りたい人はぜひ。
ブログで感想書きました。
blog.shinichiromoriya.com