モリヤ書房

大学卒業後、一度も就職することなくフリーランスになったWebマーケッターである私が日々学んだこと、考えたこと、伝えたいことをシェアします。書籍紹介記事多め。

「ビジネスで勝つネットゲリラ戦術」を読んでの気付きとやってみたいこと

前回感想を書いた「しょぼ婚のすすめ」に続いて、えらいてんちょうさんの「ビジネスで勝つネットゲリラ戦術」を読んだ。

ビジネス界のルールは変わっている。

それなのにルールブックがまだできていない。だったら作ってしまおう!

そんな理由で出版されたのが本書「ビジネスで勝つネットゲリラ戦術」です。

SNSを始めとしたインターネットメディアの流行によって、個人でも「ゲリラ戦術」によって大企業に部分的に勝てる部分が出てきました。

大企業でなくても立ち回ることができるネットゲリラ戦術を語った一冊でした。

本書からの学びを簡単にまとめたいと思います。

気付き1 勝てる戦場を探してそこにすべてのリソースを注ぎ込む

個人は大企業に比べて人的にも資金的にも負けています。

だから、大企業のような強者と同じことをしていては勝てません。

あれもこれもやって分散させるのではなく、リソースを一点に集中して勝てる戦場で確実に勝つこと。


例えば副業をしたい人、育児をしながらネット収入を得たい主婦の人などは時間がありません。

そんな中、あれもこれもやっていたら、どれも中途半端になって結果が出ません。

ですので、注力するのは1つだけです。

「今はこれを全力でやる」

というものを1つ決めて、それに集中するのが最速で結果が出やすいということです。

その、決めるべき1つを選ぶためにいろいろやるのはOKですが、あくまでもずっと複数のことをダラダラやらないということですね。

これは時間のある人にとっても、時間があるからといってあれこれやらずに1点に集中することはおすすめです。

複数のことをやりたいなら、1つのことをある程度やりきってから1つ1つ完成させるのです。

気づき2 贈与による価値提供で関係性を築く

本書の中には「贈与」という考え方が出てきます。

ものやお金を他人にあげることを「贈与」と言うのが一般的ですが、ここでは相手が価値あると思えるものを提供することを指します。

価値提供をすることで、相手に認めてもらいお互いに協力し合える体制にしていく。

それが、「贈与」を行うべき理由です。

ただでなにかを提供するなんて損な気がするかもしれませんが、実際には長い目で見たら得をしているということなのです。


私自身も、最初は無償で手伝って実力を示したら、その後長期的に仕事ができるようになった。

という、場合もありました。私のまわりにも、無償で働くことで信頼を蓄積させる主義の方が何人かいます。

もちろん、直接的になにかお金やモノを提供する「贈与」もできますが、行動によって相手の感情を動かす「贈与」のパワーを使うことの価値が語られていました。


【実際にやってみたいこと】

行動1:実績を宣伝する

なにか結果を出したら、その結果を自信を持って発表して宣伝することがおすすめされていました。

これ、自分では「こんなこと大したことないよな」と思ってしまっていたり、他人が結果を出しているのを発表している人を見て、「こんなしょぼいことを鬼の首を取ったように発表して恥ずかしくないのかな?」と思っていた時期が私にもありました。

ですが、これは自信を持って結果を発表している人が、断然得をしていたということがわかりました。

評価をするのは自分ではなく他人ですし、SNSにおいては多くの場合、良かったことは承認される傾向にあります。

多少なりとも結果が出たら、それは大きな声で発言して、実績として宣伝していくことが次に繋がる立ち回りになることが多そうです。

行動2:無名の人を発掘する

次は人間関係の話について。

凄い人と仲良くなるというのは、難しそうに見えるのですが、「凄くなる人」と無名の時期から仲良くなっていくのは比較的簡単という話です。

でも、「凄くなる人」とピンポイントで仲良くなるのは難しいんじゃないかと思われるかもしれませんが、それは接点を持つ人の数を増やせばその中で誰かは高確率で凄い人になる。

という確率論が語られていました。

元も子もないような話に聞こえますが、シンプル過ぎて意外とやる人は少ないんじゃないかという気がします。

別に、頑張って人脈を作ろうという話ではなくて、自分と価値の合う仲間をSNSで作っていく中で、少し意識していくだけで良い関係性を作ることができそうだと感じました。

行動3:大きさよりも頻度

人と接点を持って仲良くする際には、少しずつ何度もやり取りをしていくことが大切。

ということも、行動してみたいことの1つでした。

Twitterでも、何度もやりとりする人は会ったことない人でも覚えますよね。

そんなふうに、ちょっとしたコメントでも何度も回数を重ねると、覚えてもらいやすいということになります。

別に、一気に高価なプレゼントをする必要がなく、むしろ安いプレゼントを何度も送ったり、小さな行動の回数を重ねていくことが大切なのです。