モリヤ書房

大学卒業後、一度も就職することなくフリーランスになったWebマーケッターである私が日々学んだこと、考えたこと、伝えたいことをシェアします。書籍紹介記事多め。

Google元社員2人が開発!人生が本当に変わる「87の時間ワザ」時間術大全

もっと、やりたいことを効率的に実現させていきたい!

そんな想いから、最近時間管理やタスク管理の分野を研究しています。

いくつか試行錯誤している中、新しく読んだ本でなかなかよかったのが『人生が本当に変わる「87の時間ワザ」時間術大全』(ダイヤモンド社)でした。

ジェイク・ナップとジョン・ゼラツキーの共著です。

誰この人たち?

と最初は思ったのですが、お二人ともGoogleで働いていた人たちで、ジェイクはGoogleで「スプリント」という仕事術を生み出してGmailの改良に大きく貢献。

ジョンはYouTubeやGoogleベンチャーズなどのデザイナーとして活躍してきたそうです。

人々を魅了し、時間を費やすツールの開発に深く携わってきた二人の話は説得力があります。

そんな時間術大全で語られていることの概要とまとめをシェアします。

時間術大全の進め方

時間術大全には時間術オタクの2人によるさまざまな戦術が87個も紹介されています。

ですが、大きな流れとしては以下の通りにすすめていきます。

ハイライト→レーザー→チャージ→チューニング

の4ステップです。

1、ハイライト

その日の最重要事項がハイライトになります。

絶対にやらないといけない仕事がハイライトになる場合もあるし、家庭での活動でもいいし、やる必要はないけどやりたいこと(読書など)をハイライトにしても良いです。

「ほかの緊急事項を優先して、やりたいことができなかった」

といった状態を防ぐためにハイライトを決めます。

2、レーザー

ハイライトを決めてもSNSやニュースサイトなど、自分の気を散らして時間を奪っていくものがあれば、実行はしずらくなていきます。

そういった時間を奪うものから距離を置く戦術がレーザー戦術です。

3、チャージ

行動をするにはエネルギーが必要です。

そのエネルギーを手に入れるための睡眠・運動・栄養といった基本的な体調を整えるためのメンテナンスがチャージです。

4、チューニング

最後のステップは「寝る前にメモをとる」こと。

今日どのような戦術を使ってみて、どうだったか?続けたいか?改善したいか?やめたいか?

その日のエネルギーレベルがどうだったか?ハイライトの時間を作れたか?

その日に感じた喜びを振り返って感謝するのがチューニングです。


この4ステップは、ほかの時間術との併用もできる便利なステップだなと感じます。

ハイライトを決めて時間を作る

これは本書の戦術8として紹介されているやり方。

決めたハイライトを実行するためには、そのことをやるのにどのくらいの時間が必要で、いつやるのか?

を予定表に書き込むことをしていきます。

気を散らすものを減らす

気を散らすものを減らす方法としては、マイルドにできるものから、「ネットを解約する」といった、結構極端なものまで紹介されています。

既存の習慣を断ち切ることができるように、システムを変更していくというのがメインのところです。

私はiPhoneの設定を変更するところから試してみました。

Facebook、Twitter、YouTube、Gmailのアプリは全部削除。
(本書の戦術17)

メッセンジャーとLINEは仕事や家族との連絡をとるのに必要なので残しましたが、フォルダの中に入れてアクセスしずらくしました。

さらに、ホーム画面には何のアプリも置かずに空っぽの状態にします。

そうすると、スマホを見ても何かしようという気が起きづらくなるのです。

朝型でも夜型でもいい

本書の良いところは、共著ということで二人の視点から書かれているところです。

ジェイクは夜型だし、ジョンは朝型です。

使っているツールも微妙に二人とも違います。

ただし、二人とも本当にやりたいことをやるためのハイライトの時間を持っていることは共通のことです。

ここで分かるのは、人それぞれ使いやすい時間術は違うということです。

だからこそ、チューニングのために記録を残し、改善しながらその人に合った時間術を作っていくというのが大切なことですね。

ハイライトに取り組む時間を作ってみた感想

昨日、今日と2日間、ハイライトを決めて行動してみました。

その結果、昨日は1日で時間術大全を読み終え、今日はこのブログを更新。

さらに、しばらく発行できてなかったメルマガも発行することができました。

これは、積み重ねていけばなかなかいい感じになりそうです。

チューニングを繰り返すことで、この本に限らずいろいろな時間術のノウハウを試してみて最適な自分に合ったオリジナルの時間術を作っていけるのではないでしょうか。

そう考えると、とてもワクワクします。