学び効率が最大化するインプット大全
樺沢紫苑さんの新刊「学びが最大化するインプット大全」を読みました。
樺沢さんは、私が情報発信をする際におおいに参考にしている方の一人です。
前作の「アウトプット大全」は40万部を超えるビジネス書としては異例のベストセラーに。
新刊の「インプット大全」はその続編とも言える内容です。
そんな「インプット大全」での気づきと、私が実際にやってみたこと。
そして、これからやろうとすることを紹介したいと思います。
インプット大全を読んでの3つの気づき
まず、インプット大全を読んでみての感想として「これまでの樺沢さんの情報発信ノウハウの総まとめ的な内容だな。」ということを感じました。
私は樺沢さんの本はほとんど読んでますし、セミナーにも何度も参加したことがあるので、すでに聞いたことのあることも多かったです。
とはいえ、「知っていることとやっていることは違う」というのは、本当にそのとおりです。
「知っているけどやっていなかったこと」があるなという気づきがありました。
例えば、3つほど紹介しますと・・・
1、AZで行こう
まず、最初の気づきが「AZで行こう」ということ。
AZというのは「アウトプット前提」の略です(笑)
インプットの本ではありますが、前提にあるのはアウトプットなのです。
インプットする目的を定め、インプットしたことは何らかの形でアウトプットしていく前提があるからこそ、学びが最大化するということ。
その事例が次の「月3冊を深く読む」ということです。
2、月3冊を深く読む
月3冊の本を読むことと、月10冊の本を読むこと、どちらが学びになるか?
と言われると、月10冊に決まってるじゃないかと思われるかもしれません。
ですが、月3冊の良書を読んでしっかり仕事や生活に役立てているのと、月10冊を読んだけど内容を忘れてしまいほとんど何にも活かしていない。
この違いだったらどうでしょうか?
それだったら、月3冊の読書の方が効果的です。
読書家の方であっても、せっかく読んだ本を何にも使えていないのは、非常にもったいないことです。
いくらビジネス書を読んでも使わなければ、ゲームやネットサーフィンに時間を使うのと大して変わらないかもしれません。
私も、月3冊以上は本は読んでいますが、そのアウトプットは今年3月以降は3冊未満です。
ほとんど本を読んでないのと、同じ状態でしたね。
3、3+3の学び
本やセミナーで学ぶときの、おすすめの学び方が「インプット大全」では書かれていました。
そのキーワードが「3+3」です。
気づきを3つ書いて、行動すべきToDoを3つ書く、さらに足りなければ翌週もう1度復習して、気付き3つとToDo3つを追加する。
これを毎週繰り返していけば、1冊の本から大量の気づきと行動計画を引き出せるというものでした。
良書であればあるほど、取り入れたいことは多いものの、その内容が充実していればいるほど、一気に全部を取り入れることは難しいです。
だからこそ、まずは3つをやってみるということ。
この3という数字の根拠は、脳のワーキングメモリの性能が根拠にあるそうです。
1度に脳が処理できることは3つ程度。それ以上欲張ろうとすると、脳が疲弊したり抜けや漏れが出てくる可能性が高いのです。
だからこそ、まずは3つを着実に行動する。
「インプット大全」についても、この「3+3」の学びを意識して、実践記を書いてみることにしました。
それがこの記事です。
インプット大全を読んで最初に実践したこと3つ
1 、小説を読む
まず、最初に実践したことは「小説を読む」ということ。
私は一時期小説を読むことはあったのですが、最近はあまり読んでいませんでした。
数年前に村上春樹の本を読んだのが最後かもしれません。
そんな中、インプット大全では小説を読むことによる良い影響が7つもあると書かれていたのです。
【小説を読む7つのメリット】
— もりや@真面目系の元情報商材屋 (@shinichiroweb) August 2, 2019
①本が好きになる
②脳が活性化する
③共感力がつく
④創造力が増す
⑤ストレス解消効果
⑥他人の人生を疑似体験できる
⑦楽しい
読んでない人は、たまには小説も読んでみよう。
樺沢紫苑著 学び効率が最大化するインプット大全(サンクチュアリ出版)より
ストレス解消にいたっては、6分の読書をするだけでストレスが7割軽減するというデータも出ています。
散歩をしたり音楽を聴くことよりも、小説を読むことの効果は高いという印象もあるようです。
ちょうど、気になる小説があったので、少しずつ読んでみることにしました。
読み始めると6分で止めるのが難しいというのは、やや難点ではありますね(笑)
2、脳内情報図書館を構築する
ウェルスダイナミクスがロードの人って頭の中にエクセルが入っていると、ある人が言っていて「そうかなぁ」と思っていたけど、インプット大全に書かれていたマンダラチャートを使った「脳内情報図書館」の考え方は、まさに頭の中のエクセルという考え方そのものだった。これ頭の中でたしかにやってた。
— もりや@真面目系の元情報商材屋 (@shinichiroweb) August 2, 2019
脳内図書館というのは、自分が興味がある分野をあらかじめまとめておくことで、興味のアンテナが立って効率良く情報が集まり、瞬時に取り出せるようになる。
そんな仕組みの作り方です。
自然に頭の中でやっている人もいるのではと思いますが、それを紙に書き起こしたのが「脳内情報図書館」なのです。
私もわりと自然に頭の中は整理されている方だとは思います。
それでもインプット大全に紹介されている「脳内情報図書館」を構築するためのマンダラチャートを書いてみると、いっそう頭が整理されて、自分が求めていた情報はこういう方向性だったんだ。
ということが明確になって、必要な情報とそうでない情報がいっそう明確になりました。
3、2週間で3回以上のインプット
情報の入力から「2週間で3回以上」のインプット(見直し)もしくはアウトプット(発信)をすることで長期記憶に残りやすくなる。
— もりや@真面目系の元情報商材屋 (@shinichiroweb) August 2, 2019
脳は何度も使われる情報を重要な情報として記憶に残すから。
樺沢紫苑著 学び効率が最大化するインプット大全(サンクチュアリ出版)より
前作の「アウトプット大全」では、記憶を定着させるためには情報を知ってから2週間で3回以上アウトプットすると長期記憶に残りやすいということが書かれていました。
例えば本を読んだら、知り合いに口頭で読んだ本のことを話して、その後SNSに感想を投稿して、さらにブログにレビューを書いたら3回のアウトプット完了ということです。
しかし、その真意としては、
「脳は何度も使われる情報を重要な情報として記憶に残す」
というもの。
だから、必ずしもアウトプットをする必要がなくて、2週間以内に3回の見直しをしれば、十分に記憶に定着させる効果が得られるということでした。
もちろん、アウトプットをしたほうが良いとは思うのですが、知った情報をすべてアウトプットするのが難しい場合もありますよね。
そんなときは、見直しでインプット回数を増やすことを意識してみると良さそうです。
実際に、インプット大全が届いてから3回程度の見返しをしてみましたが、ずいぶん頭が整理されました。
見返すだけでも記憶は強化されるはずですが、さらにTwitterとブログでのアウトプットまですることができました。
今後も、インプットとアウトプットのサイクルを引き続きまわしていきます。
以上、インプット大全を読んでの3つの気づきと、実際にやってみた3つの行動でした。