デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法
「今、本気でフェイスブック広告に1年間取り組んだら、おそらくトップレベルになれるはずです。」
デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法(西井敏恭著 翔泳社)を読んだ。そこで印象に残ったフレーズがこの一言です。
とても勇気づけられる一言。そして、企業の中に入ってデジタルマーケティングを実践していける人材というのは少ないものなんだなと感じられました。
そこで、私自身がお手伝いしていけることが、ありそうだとも感じました。
デジタルマーケティングで売上を上げていくために何をすればいいか?
著者の西井さんはオイシックスのチーフマーケティングテクノロジストとして、Webマーケティングの最前線で売上げアップに取り組んできた方です。
自分自身も会社の代表として、コンサルティング事業や大手企業のデジタルマーケティングを手がけているそうです。
企業のWebマーケティングの担当者になったら何をしていけばいいか?
その優先順位と具体的な取り組み方について、分かりやすく書かれているのが本書です。
どちらかといえばある程度の規模の企業向けという感じなので、個人事業主レベルだと取り組めない部分も多いかもしれません。
すでに売るべき商品が複数あり、広告にかける予算を捻出できるというステージにある事業のWebマーケティングをしていくにあたって、本書の指針はとても勉強になることでしょう。
ついつい、どうやってアクセスを集めようかとか、とにかく広告をかけて商品を売って売上を上げていこうと考えたくなる人もいるかもしれません。
そうではなくて、それよりも以前にもっと考えるべきことがあることを最初に伝えられます。
新規客をリピートさせる仕組みを作り、広告費はどのくらい使った方がいいのか?
優先度の高い広告はなんなのか?
見落としがちなWebマーケティングの流れが明確に示されているので、Webマーケティングの仕組みを企業に根付かせて売上を増やしていく仕組みが見えてくることでしょう。
これを知らないことで、広告費をドブに捨ててしまっているような企業も多そうだなぁ。
Webマーケティング全般の話が分かりやすく解説されているので、これからWebマーケティング担当になるような人でも最初に読んでおくととても良いと思うし、バリバリすでにWebマーケティングを手掛けている人でも、それはそれで知っておいて良かったと思える手法も学べるはずです。
基本的なことも多いんだけど、その基本的なことを高いレベルで実践できている人や会社はほとんどいないと思うんですよね。
たしかに、ここまでやりきれば、売上の壁は超えられるだろうな。
言うのは簡単だけど、それを着実に実践していくのはとても泥臭い。
私も知識としては知っていることも多かったけど、実践できていたかといったら全然な部分もたくさんあったので、手がけているプロジェクトのデジタルマーケティングの流れを見直したくなりました。
今なら、半額セール中なので、それなりの規模でデジタルマーケティングに取り組んでいるのであれば読む価値ありです。