モリヤ書房

大学卒業後、一度も就職することなくフリーランスになったWebマーケッターである私が日々学んだこと、考えたこと、伝えたいことをシェアします。書籍紹介記事多め。

情報商材は詐欺なのか?本当に儲かるの?

こんにちは、守屋です。

もともと私は情報商材のアフィリエイターをしていて、最大で月100万円以上を情報商材絡みのビジネスで稼いだこともあります。

今でこそあまり情報商材絡みの仕事はしなくなってしまいましたが、情報商材絡みのビジネスへの風当たりが強くなっていることに悲しみを感じてこんなツイートをしました。



先日、とある記事で「情報商材」=「詐欺」だから気をつけましょう。

みたいな記事を見かけて、たしかに情報商材には詐欺も多いんだけど、真面目にやってる人もたくさんいるので、そうやって真面目にやってる人たちも一緒に詐欺師扱いされていることがとても悲しかったのです。

結構、反響の大きかったツイートなので、記事にして掘り下げてみます。

情報商材は詐欺なのか?

「情報商材って詐欺なの?」と質問されたらどう答えるか?

私が一言で答えるなら「そんなことはないです。」となります。

しかしながら、「詐欺」と言われても仕方のないような商品を販売していたり、本来買うべきではない人に売ってきたセールス手法が使われることで、情報商材のイメージが下がっているんだろうなということは感じます。

1、そもそも情報商材とは何なのか?

情報商材というのは、「情報」そのものを商品として扱っているビジネスモデルのことです。

「◯◯する方法」のようなものを、販売して販売者が利益を得る仕組みになっています。特に、「◯◯したら儲かる」という趣旨の稼ぐ系の情報商材が問題になることが多いようです。

また、一般的に情報商材の仕組みには特徴があって、それが問題を大きくしている側面があると思われます。

特徴1 個人が販売することも多い

まず、一般的に企業ではなく個人が販売することが多いのが情報商材の特徴です。

そうすると、商品を販売するときの感覚が企業の人とはちょっと違う場合があります。

副業でやっている人だと、日中は問い合わせに対応できなかったりもします。

それでも誠実に対応する人が多いとは思いますが、中にはカスタマーサポートをほとんどしない人もいたり、粗悪な商品を販売しながら意図して問い合わせに答えないような確信犯的な人もいるので、それは問題です。

特徴2 アフィリエイターが集客に絡む場合が多い

インフォトップなどは情報商材を扱うサイトであり、情報商材の販売者と、情報商材を紹介することでアフィリエイト報酬を稼ぐアフィリエイターとを仲介しているサービスです。

情報商材には、この仕組みが存在することにより、販売者以外の人がアフィリエイト報酬を目的に紹介することがよくあります。

これが、時として問題を引き起こすことがあります。例えば、1万円の商品を販売したら8000円の報酬が貰えるような案件もあります。

そういう商品だったら、扱ってみたいなと思う人も多いのは想像できると思います。

本来、自分が使ってみて良かったと思うものをおすすめしていくのが、良い使い方だと思うのですが、「たいして良いものではないけど報酬が高いから紹介しよう。」という人も出てきやすい仕組みでもあるのです。

粗悪な商品でも拡散されやすい仕組みになっていると言えますね。

特徴3 買うまで中身を確認できない

これも情報商材が「詐欺」と呼ばれる原因の1つになっていると私が感じるのが、「買うまで中身を確認できない」ということです。

「情報」という商品を扱う以上、中身を事前に知ることができないのは仕方ないことだとは言えます。

しかし、「思ったのと違った」ということに、なりやすいモデルなのも事実です。

特徴4 縦長の怪しいセールスレターが使われることが多い

さらに、情報商材の特徴として、縦長の怪しい雰囲気のセールスレターを販売サイトに採用しているところが多いです。

「買うまで中身を確認できない」という特徴のある情報商材だからこそ、事前にどんなメリットがあるのかを、長いページでしっかりお客さんに納得してもらう。

という意図があるので、この縦長のセールスレターが採用されるし、実際にその方が売れやすいという統計も出ているのです。

同時に、売り方として、「実際の商品の内容以上に良いものとして演出する」ことも可能なページの作り方もできてしまいます。

そうなると、「思ったのと違う」となりやすく、買った人の期待に沿えられないことが多くなることが予想できます。

特徴5 noteなどの新しいタイプの情報商材の登場

さらには近年、noteなどの新しいタイプの情報商材に類するプラットフォームが登場してきました。

noteはブログ記事を有料で販売するような形のサービスですが、情報商材的に「◯◯できるようになった方法」といったノウハウ的なものを販売する人も増えています。

事実上は、これも情報商材として考えたほうが良いですし、内容が価格に見合っていないと、「詐欺」だと捉える人もいることでしょう。

2、粗悪品を販売する人も多い

そもそも情報商材を販売すること自体、法律上はまったく問題はありません。

しかしながら、問題になってしまうのは、「粗悪品を販売する人も多い」という事実があるからです。

これは「中身を見るまで詳しい内容がわからない」という情報商材の特性を悪用する人がいるということです。残念なことです。

明らかに、粗悪品を売って儲けてやろうと最初から考えてビジネスを展開する人もいますし、そうではないけれど結果的にクオリティの低い商品を販売してしまう人も出てきいます。

情報商材は儲かるのか?

「情報商材は儲かるのか?」という質問に関しては、「情報商材を販売する」ことに寄っての利益を目指すか「稼げる方法」の情報商材を実践することによって儲かることを目指すかによって条件が異なってきます。

まず、この2つの違いを考えてみます。

1、販売して儲けるか?教材として活用して儲けるか?

情報商材を販売して儲ける場合、これはうまく仕組みがつくれたら、とても儲かります。

だからこそ、粗悪品やそれほど価値がない商品であっても、仕組みをうまく使うことによって、売ることができてしまうのも情報商材の特徴です。

価値ある商品を妥当な価格で販売することが大切だと言えるでしょう。

同時に、自分で販売しなくてもアフィリエイトで情報商材を紹介して販売手数料を得ようとしている人も同様です。

報酬目当てに粗悪な商品を紹介する人がいたら、粗悪な商品の拡散に手を貸してしまうことになります。


一方で、「情報商材を実践したら稼げるのか?」ということについては、これは「人による」という裁量がかなり大きいのが実情です。

多くの場合、その人がうまくいった方法論をノウハウとして教えているものになります。

ですので、これから何かに取り組もうとしている人にとって、貴重なノウハウを学べる場として機能することもあるでしょう。

ですが、魅力的なセールスコピーに影響を受けて買ってしまった場合、「思ったよりも大変でなかなか実行できない」という場合もあり、そういった場合に購入した情報商材の内容に問題があるとしてしまう人はいることでしょう。

2、自分がうまくできない=詐欺と考える人たち


このツイートにもあるように、「自分がうまくできない」場合に、それを教材のせいにしてしまう人がいます。

そういう人は情報商材を使ってうまくいかない場合、詐欺だというかもしれません。

もちろん、教材側に問題がある場合もあるのですが、必ずしも教材が悪いのかというと、そうではないケースも多いです。

情報商材の仕組みそのものに善悪はない

そもそも、情報商材の仕組みそのものに良いも悪いもありません。

ただ、情報を売ることができるプラットフォームがあり、その仕組みを使って商品を販売する人がいるだけです。

購入者側も自分の悩みを解決してくれるノウハウを情報商材に求め、情報にお金を出すというマッチングによって情報商材のビジネスは成り立ちます。

ですので、正常に機能すればみんなが満足するのですが、「購入前に中身を確認できない」「報酬目当てに誇大表現をする人がいる」「悪意を持って粗悪な商品を販売する人がいる」といった問題によって、情報商材を購入することで損をする人が多くなるのも実情です。

情報商材を販売する側、販売をサポートする側の人たちが、販売する商品の品質を高めていこうとするのは必要なことです。

一方で、キャッチコピーだけを見て教材を買ってしまうようなことをすると、自分に必要ない教材を買ってしまう可能性が高くなります。

レビューをしっかり確認したり、販売者が信頼できるかどうかを問い合わせをして確かめたりと、購入する側もリテラシーを高めていくことで、必要なものを手にすることができることでしょう。



メルマガ配信してます。

十分な収入と自由な時間を両立できる働き方をお伝えしています。

→ 購読は無料ですので、こちらから登録してみてください。