【書評】パワーか、フォースか
誰かのメルマガで「この本は多くの人の人生を変えることになると思う。」と書かれていて気になった1冊がありました。
それがデヴィッド・R・ホーキンズ氏の著書「パワーか、フォースか~人間の行動様式の隠された決定要因」です。
昨年の夏に買ったのをようやく読み終えることができました。
あれ?このパターン前にも書いたような(笑)
読もうと思えば2、3時間で読めちゃうんですけどね。
そんなわけで感想を書いてみます。
分野的に言えばスピリチュアル分野になるでしょうか。
ちょっと一般的なビジネス書とは毛色が違う本になるかと思います。
帯には「マザー・テレサも絶賛した」ということで、とてもインパクトがありますね。
内容としては、『「意識のエネルギーレベル」を1~1000のスケールに分けて記述した』ということが、とても画期的なことのようです。
キネシオロジーの活用
意識のエネルギーレベルを決めるための基準として使われるのがキネシオロジーという考え方です。
本書の記述は結構、難解に感じられることもあり、私も十分に理解した気はしないのですが、キネシオロジーという研究が根拠となっているようです。
筋肉反射テストを用いての診断を使うのですが、Wikipedia情報だとその手法は非科学も含まれるため、科学的研究であるキネシオロジーの範疇にはないという記述もありました。
思い起こせば、ある自己啓発系のセミナーに参加したときに、キネシオロジーを体験できるワークをやったことがあります。
要は言葉にはエネルギーがあって、人間の意識するしないに関わらず筋肉は言葉に反応して強くなったり弱くなったりするのです。
意識のエネルギーレベルを数値化する
キネシオロジーによる筋肉反射テストを使って、さまざまな質問をしていくと、意識のエネルギーレベルを数値化することができるのだそうです。
数値は1~1000までのレベルで示すことができ、例えば・・・
恥(屈辱の感情)→20
恐怖(不安の感情)→100
怒り(憎しみの感情)→150
勇気(肯定の感情)→200
愛(崇敬の感情)→500
悟り(表現不可能)→700~1000
で示されるようです。
そういえば、個人的な経験を思い起こすと「怒り」を正面から受けたときに自分の状態は「恐怖」になっていることって多いよなと思いました。
怒りを持った人は恐怖の状態の人を支配することはできるけど、それは好ましい状態ではなさそうです。
そして、200を境に200以下(と本にはありますが多分200未満)がフォース。
200以上だとパワー。と表現します。
ちなみに、この数字は実は対数で表示されているので、1ポイント変わるだけでもエネルギーレベルは大きく変わっていくそうです。
600レベルの個人1人は200レベル以下の1000万人の個人と同じくらいのエネルギーレベル。
700レベルの個人12人は1000レベルのアバター1人と同じレベルとのこと。
パワーはフォースをどう使えばいいのか?
最終的にパワーはフォースに打ち勝つ。
ということになるのだそうです。
ですので、今の自分がどのレベルにいるのか?
まわりの人は?国は?情報は?
といったことを、エネルギーレベルを見ながら判断すると、悪いエネルギーの影響を避けながら良いエネルギーを取り入れていけるのかなと感じました。
本書の内容を知識として知っておくだけでも、世界の見方が変わってくると思いますし、どんなエネルギーレベルが望ましい姿なのかもわかります。
また、フォースの状態にある人から距離を置いたり、自分自身がフォースの状態になっていても知っていることで少し冷静になれるのではないでしょうか。
なお、本書の巻末にある「<わたし>真実と主観性」という本は「キネシオロジーテスト」によって「999.8」という数字を示したそうです。
それが、どれだけのエネルギーなのか想像がつきませんが、とにかく凄そうですね。
ただし、それなりに値の張る本です。Kindle版だと少し安くなりますね。