株式会社YOLO JAPANの加地太祐社長に学んだ「成功する人の考え方」とは?
YOLO JAPANというサイトを知っていますか?
YOLO JAPANは株式会社YOLO JAPANが運営する日本に在住の外国人のための求人サイトです。
216カ国の約5万人の日本に住む外国人が登録しています。
(2018年10月現在)
今月、開催されたStartup GRIND TOKYO主催の起業家の集まるイベント「Fireside Chat」は、株式会社YOLO JAPANの加地太祐社長がゲストにいらっしゃいました。
・加地太祐社長に学んだ「成功する人の考え方」
起業家である加地社長ですが実はダイヤモンド社から出版されている著書「成功する人の考え方」の著者でもある方です。
ダイヤモンド社といえば、もしドラを出版した会社であり、出版業界の中ではかなり有名な会社です。
(そして、ベストセラー書籍をよく出します。)
なかなか、出そうと思ってもダイヤモンド社から本を出すことはできません。
ですが、加地社長は自らのブログで「成功する人の考え方」について匿名で書き綴ったところ、それが大人気となり最大で月間250万リーチを記録。
そういったネット上での実績も認められてか、ダイヤモンド社から出版することになりました。
・株式会社YOLO JAPANの加地太祐社長の起業歴
もともと、加地社長は高校中退(中卒)で溶接工として働いていたそうです。
その後、会社員になるも学歴にコンプレックスがあり「英語くらいできたほうがいいだろうな。」ということで英会話教室に行くことに。
そこそこ通って、会話もできるようになってきて飽きたので辞めようかなと思った矢先に、その英会話教室の社長が失踪して倒産の危機にあることを知らされます。
「なんとか立て直すのに協力してください!」
と頼まれたのを、なんと承諾。
手持ちの資金400万円でスタッフの給料や家賃の未払いになっていたお金を支払うも、3ヶ月後には残金が50万円以下に。
絶体絶命のピンチを何度も乗り切りながら、なんとか事業を黒字に持っていったところで自身が事故にあい生死の境目をさまよう経験をされます。
一命をとりとめて元気になったところで、仕事に対する価値観が一変。
自分だからこそできる、社会に貢献できる仕事をやろうと決意したそうです。
それが、「作家になる」ということだったり、日本の労働者減少の問題を解決していくことにつながるYORO JAPANの設立につながっていきました。
そんな加地さんのお話の中には「成功する人の考え方」が詰まっていたので印象に残った点をお伝えします。
・すべてのことを自分ごととして受け取る
まず、1つ目が、
「すべてのことを自分ごととして受け取る」
ということ。
これは、成功した社長さんで同じことをおっしゃっていた方は何人かいました。
つまり、自分の力ではどうにもできないようなことでも、それを自分の責任だと思うことでとれる行動が違ってくるのではないか?
そんな行動に違いを起こすための考え方なのだと思います。
多くの人はなにか出来事が起こっても、それを自分ごととして受け取りません。
どこかで、「それは自分には関係ない」という価値観を前提に行動していることが多いです。
自分が通っていた英会話教室が倒産するというのは、本来自分には関係ないことです。
でも、それを「自分ごと」として考えることが加地社長の場合は1つのチャンスをつかむことにつながったのではと思います。
すべてを「自分ごと」と考えると、やることが増えて大変になるような気がしますが、だからこそ得られるものも多そうですね。
・稼ごうと思えば効果的に稼ぐ方法はあるけどあえてそれはやらない
今回のYOLO JAPANも加地社長もそうでしたし、前回のゲストの志水社長もそうでしたが、「稼ぐ」ということは優先順位1位ではないように感じます。
もちろんビジネスなので「稼ぐ」という前提はあるのですが、もっとも効果的な方法で稼ごうというつもりはない。
もっと効果的に稼ぐ方法を知っているし、稼ぐこともできるんだけど、あえてみずからのビジョンに従ってその方法はやらない。
あくまでも、自分の価値観に沿った事業を展開していくことが、独自性を作り上げていると感じました。
志水社長の場合は「成長産業のスタートアップ企業を支援する」という点。
加地社長の場合は「日本に住む外国人の役に立つ」という点。
事業の中に第一に考えることがあり、それ以外のことはやらない。
たとえ稼げることであっても、やらない。
そんな絶対の基準を持つことが、一見事業を縛って不自由にしているようで、それがブランドになっているという事例ですね。
・StartupGRINDTOKYOのイベントは来月以降も行われます!
StartupGRINDTOKYOのFiraside Chatでは毎月起業家の方をお招きして、インタビューを通して起業の体験談などをお話いただいています。
私もお手伝いに入ることが多いので、来ていただけるとお話できるかも。
ゲストの座る位置をチェック中。いつかこの席に座ってインタビューを受けるイメージトレーニング。
来月以降も開催します。
今の所決まっているのは
11月 株式会社BearTail代表取締役 黒崎 賢一さん
20歳のときに起業し、現在では総額10億円以上を調達した黒崎社長。
個人向けには家計簿アプリのDr.Wallet。
法人向けにはクラウド経費精算サービスのDr.経費精算を提供しています。
学生起業をしたときの体験談や、投資家から投資されたお金を使い果たしてしまってスタッフのほとんどが辞めてしまったときなど、起業の苦労話からサービスがヒットするまでの変遷を聞けるはずです。
→ 11月のFireside Chatの詳細・申し込みはこちら
12月 ノバルス株式会社 代表取締役 岡部 顕宏
11月の学生起業をした黒崎社長とは一変して、起業したのは45歳という対象的な岡部社長。
世界標準の電池のネットワーク化でIoT社会の実現を目指しているとのこと。
人生100年時代を生き抜く起業の発想術を岡部社長からは学べることでしょう。
→12月のFireside Chatの詳細・申し込みはこちら
前回のFireside Chatのレポートを書いた記事はこちら。
blog.shinichiromoriya.com