「勝間式 超コントロール思考」を読んでまとめと感想を書いた
勝間和代さんの新刊「勝間式 超コントロール思考」を読みました。
いきなり驚いたのは表紙。これ、勝間さん本人ですよね・・・
なんか、すごく若くなったというか綺麗になったというか。
だいぶ昔とは印象が違った写真に見えます。
そして、内容もとても魅力的。
「仕事時間が1日4時間になる」「一生お金に困らなくなる」「人間関係の悩みから自由になる」
この3点だけでも、大抵の人は喉から手が出るほど欲しい結果ではないでしょうか。
私も、フリーランスという立場ではありますが、1日の仕事時間が4時間くらいだと「今日は4時間しか仕事ができなかったな。」とやれなかった感が残ってしまいます。
でも、本当は1日4時間くらいの実働時間で十分に仕事が成立する毎日だったら、それは理想だなと。
会社員の方の場合は、少なくとも会社にいる時間は仕事をしているので、1日4時間の仕事時間というのは、なかなか想像しにくいかもしれません。
それでも、本書は「仕事」「お金」「健康」「人間関係」「家事」「娯楽」の各分野でのコントロール思考が紹介されているので、いろんな立場の方に役立つはずです。
超コントロール思考とは何なのか?
そもそも「超コントロール思考」とは何でしょうか?
その定義は、本書の中にバッチリ書いてあります。
「自分も他人も大事にしつつ、時間やお金を効率的に使いながら、自分のイメージどおりに物事を進める方法」
これが、「超コントロール思考」の目指すところというわけです。
まさに、こういう生き方ができたらいいなと思ったので、それを実現すべく読み続けることにしました。
多岐の分野にわたって書かれている本ではありましたが、いくつか気になった箇所を紹介したいと思います。
ダニエル・ピンク氏の『When 完璧なタイミングを科学する』について
まずは仕事のコントロールについて。
仕事のコントロールは基本的にスケジュールを入れすぎず余裕を持ちつつ、効率化できるところは極限まで効率化していく。
というのが原則でした。細かなテクニックは色々ありますが音声入力はもう少し積極的に使うと楽になるのかなと感じました。
その中で、「タイミング」を変えることで効率化をする方法が興味深かったです。
勝間さんが翻訳した本でもありますが、ダニエル・ピンク氏の著書『When 完璧なタイミングを科学する』が紹介されていました。
そこで大切だと言われているのは、「何をやるか」より「いつやるか」ということ。
例えば作業効率を上げるためには基本的には、集中力が必要な仕事は午前中に行い、やや意志力が弱まってもできるルーティンワークを午後に行う、というのが最適なタイミングです。
これは聞いたことがあったのですが、もう1つ、
「集中力のやる気のピークが一日のうちでいつピークを迎えるか?」については個人差があるという話が興味深かったです。
「クロノタイプ」と呼ばれる理論ですが、このサイクルの個人差によって必ずしも午前中が集中できるとは限らないそうなのです。
私も「クロノタイプ」の話はTwitterでちらっと目にしたことはあるのですが、タイプ診断の検査をWEBで受けてみても、なんとなく「そうなのかな?」という感じてピンときませんでした。
1度、書籍などで深く知っておきたいところだと感じました。
「収入の8割以内で生活」が大前提
次にお金のコントロールについて。
収入の8割以内で生活して、残ったお金を長期投資にまわすということが推奨されていました。
収支をきっちり確認して、余計な出費はカットする。
でも、本当にお金を使うべきところには使う。
基本的ですが、ある程度の収入があるなら、それに見合った生活をしていけばお金は残るはずという話。
たしかに、お金が残らないのは稼ぐ金額が足りないのではなく、お金が残らない生活習慣をしてしまっているから。
という人は多いし、自分にも当てはまる部分はありそうです。
ちなみに、勝間さんの使っている携帯電話の料金体系として、
①電話を受けるための通話SIM:エキサイトモバイル
②電話をかけるための発信SIM:G-Call
③データ通信のためのSIM:FUJI Wifi
が紹介されていました。
このあたりは、
・自宅でWifiをどのくらい使うか?
・外出時にスマホでどのくらいネット接続をするか?
・電話をどのくらい使うか?
など、生活のスタイルによって、また時々の各社の料金プランによって最適な選択は違うはずです。
勝間さんの選択を参考にしつつ、自分の生活スタイルに合わせてお得に使えるプランを選ぶことで、適当に大手キャリアと契約するよりも大きな節約になることでしょう。
多くの人は、格安SIMを使った方が携帯料金を下げられるのではないでしょうか。
コントロールするのは自分
「勝間式 超コントロール思考」で一貫して伝えているのは、「自分自身をコントロールする」ことです。
決して、他人をコントロールするようなことは推奨していません。
自分をコントロールするためには、意志の力に頼らずなるべく習慣化していく。
そして、最新のテクノロジーや機器、最新の知識をアップデートしてより効率化を進めて自由に使えるお金と時間を増やしていく。
さらには、自分をコントロールをした先により深い幸せな状態が維持できるようにする。
そんな世界を見せてくれた1冊でした。
どちらかといえば、内向型の研究者肌の人におすすめですね。
外向型の人には、ちょっと窮屈に感じられるメソッドのような気がしました。
参考までにどうぞ。